7/7(水)産業資材部会 分科会開催しました

協会から

2021年07月08日

2021年7月7日に産業資材部会分科会を下記3演題で実施しました。COVID-19の影響もあり、TEAMSでのWeb講演会でしたが40名の受講申し込みが有りました。分科会の延期が重なり、少し参加者の伸び悩みがございました。

 

1.「固定化抗菌剤 Etakについて」                      

  講師:広島大学大学院 医系科学研究科 教授 歯学博士      二川 浩樹 氏

  抗菌剤として噴霧やふき取り直後だけでなく、抗菌効果が永く続くように第4級アンモニウム塩に固着用シラン基を合体させた抗菌剤でマスクやスプレー品が市場で好評を得ている技術の説明。開発に至った過程や、使用法の経緯等に興味を惹かれた。

 

2.「気候変動や新型コロナウィルス等などの社会的な現状や課題解決

            技術への未来 -ジオシンセティックスの力-」                         

    講師:株式会社 奥村組 営業本部 技術担当部長       大塚 義一 氏 

   土木用途で用いられるジオテキスタイル不織布の基礎から、ゼネコンでのご経験を生かした不織布機能改良へのニーズを解りやすくご説明頂いた。低迷する土木用途での共同開発案件での活用に期待したい。

 

3.「炭素繊維リサイクルの現状」                                  

  講師:守富環境工学総合研究所所長 岐阜大学 名誉教授       守富 寛 氏 

   使用後の炭素繊維の廃棄時期が始まり、拡大期の廃棄課題、現状のリサイクル技術に関してご講演頂いた。補強機能が特徴の材料でのリサイクル品強度向上に奮闘される講師の熱意が聴講者に伝わったと感じられた。

        

*この分科会の要旨は、「正会員企業様専用ページ」に掲載されています