2/25(金)産業資材部会 分科会開催しました

協会から

2022年03月01日

2022年2月25日に産業資材部会分科会を下記3演題で実施しました。COVID-19での感染対応により定常化したTEAMSでのWeb講演会でしたが55名の受講申し込みが有りました。全体的に内容も判り易く、聴講者からの活発な質問がありました。

 

1.「建築系YouTubeで高性能住宅の意識変わった!住宅での不織布のニーズを探る!」                      

 講師: 株式会社ラクジュ一級建築士事務所 社長 本橋 哲幸 氏 

  建築士でありYoutuberでもある本橋氏より、戸建の設計時の考慮すべき点や、その建築物の経時的価値に関してご講演頂いた。欧米と比較して、年々価値低下が激しく、中古販売時に価格維持に貢献するためのヒント、不織布の関わりが興味深かった。1級建築士の方からお話しを聞く機会も少なく、アンケートでも初めて理解できた等のコメントもあった。

 

2.「気象関連災害・自然災害に関する強靭性および適応力強化資材」                           

 講師: 太陽工業株式会社 国土事業本部 技術部長 石田 正利 氏 

   土木用途で用いられるジオテキスタイル不織布の用途として、自然災害に役立つ資材として河川堤防での通気防水シートに関して、技術的内容をご講演頂いた。最近の環境変化で ゲリラ豪雨、集中豪雨による河川堤防決壊も多く発生し、不織布による堤防強化が今後のトレンドになることを期待したい。

 

3.「髙安のプラスチックリサイクル」                                  

 講師: 髙安株式会社 常務取締役 野田 博之 氏 

   生産工程からの繊維屑、使用済繊維の回収屑による髙安でのリサイクル技術に関してご講演頂いた。江戸時代のリサイクル業から改めてご照会頂き、鍋修理等の幼少期の記憶が戻ってきて感慨深かった。ナイロン、ポリエステルの再生では、単に混用する形態から再生繊維技術までご紹介頂き、聴講者の今後の製品LCA設計に役立てたと考える。

        

*この分科会の要旨は、「正会員企業様専用ページ」に掲載されています