7/28(水)環境委員会 分科会開催しました

協会から

2021年08月11日

2021年7月28日に環境委員会分科会を下記5演題で実施しました。COVID-19の影響もあり、TEAMSでのWeb講演会でしたが100名の受講申し込みが有りました。1日講演の長丁場にも拘らず、早朝よりほぼ全員が参加聴講され、事後のアンケートでは、Web講演での時間、費用効率の優位点に多くの賛同が得られました。休憩時間の設定、講演予告時間とのずれに関して、今後適正化を検討します。

 

演題1.「SDGsをめぐる動き~企業とSDGs~」                                

講師:近畿経済産業局通商部 国際化調整企画官      足立 光晴 氏

 SDGsに関する基本的な考えや、関西におけるSDGsの取り組みに関してご講演頂いた。聴講者からは関西圏以外での取り組み状況や、学生の就職希望にまで  影響している点に多くの質問があった。

演題2.「環境循環型繊維としてのレーヨン素材」                    

 講師:ダイワボウレーヨン㈱ 商品開発部          林 誠 氏

 レーヨンの特徴、原料への拘り、ライフサイクルから生まれた新機能、新商品に関してご講演頂いた。

   特に生分解に関しては土中、海中での分解速度の差など、環境へのやさしさの面から詳しくご説明があった。

演題3. 「反毛産業への不織布端材の活用状況」                   

  講師:栄反毛株式会社 取締役社長               鈴木 由健 氏

「反毛」という繊維リサイクル製品の名称や、加工方法、歴史的背景などをご講演頂いた。聴講者からは「反毛」自身を初めて知った等、反響も大きく、今後不織布産業との循環パートナー関係が構築されることを願う。

演題4.「不織布リサイクル設備のご紹介」   ( 欧州の不織布業界に於けるリサイクル事情)                

  講師:伊藤忠システック㈱ 営業第二本部 産業機械第一部 シニアオフィサー  青木 光浩 氏

欧州と比較した日本でのリサイクル状況や、サーマルリサイクル以外のリサイクル方式に関してご講演頂いた。特にケミカルリサイクルの情報、オムツのリサイクル状況、生産時のロス低減のための設備等、展示会へ行けない状況の一助となった。

演題5.「AIによる外観検査の自動化」~現場で使えるAIを目指して~                   

 講師:オムロン㈱           センサ事業部 主査  池田 泰之 氏

                   検査システム事業部  部長 入江 篤 氏

最新の外観検査、オンライン検査に関してご講演頂いた。ベテラン検査人材が枯渇していく中、AI(ディープラーニング)を活用し、過去の検査結果より“教師有り、無し”での自動判別、ウェーブセンシング技術などを紹介頂いた。

 

*この分科会の要旨は、「正会員企業様専用ページ」に掲載されています